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happy swedens dagbok

北欧スウェーデン・ダーラナ南部に住むhirokoの 自然とアンティークに囲まれたほっこりした毎日をつづります。
Gotland 4日目
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日本ではお盆休み明けで子供たちの夏休みも終盤というところですが
スウェーデンでは一足早く秋学期が始まりました。新しい1年のスタートです。
それに合わせるように、気温も急激に下がり、もう20度を超えないどころか
最高気温14度という急降下ぶり。先週まで夏服を着ていたというのに、
犬の散歩に姫が着ているのは紛れも無くライトダウンです。。。。




さて、ゆっくりお送りしていますがゴットランドの旅4日目です。
ミラクルはまだまだ続きます。





ゴットランドに行こう、と決めてからずっと頭にひっかかっていた人がいました。
私がスウェーデンの学校に留学して一番に出来たお友達。
飛び込んだ学校で右往左往している30代半ばの私に、まだ18歳の彼女はおおらか
でとても優しく、まるで私の方が年下であるかのように甘えさせてもらいました。
私がテキスタイル、彼女は音楽コースと、クラスは違ったけれど同じ寮の
同じ並びの部屋に住み、毎日一緒に食事をとって部屋を訪ね合いました。

学校が始まってまだ3週間ほどの頃。
音楽クラスのメンバーに混じって秋のキャンプに行った時、スウェーデン語の会話
に入って行けなくて黙って朝食をとっていた私にいきなり食パンを差し出して
「ヒロコ、何か日本の字を書いて!」
今まで私に気付かぬかのように知らん顔でいた学生たちが一斉に振り向きました。
そのパンに私はパンに塗るペーストのチューブで「日」と書いて、これは太陽の
形から来ていて「day」という意味でもあり、日本という国の名前の一部でもあるの、と皆に向かって説明をしました。
実際はヒッレヴィという彼女の名前の「ヒ」という音と彼女の明るい性格から
「陽」を書きたかったのを画数が多いので「日」に変えたのだけど。
そんなことは知らない彼女、「ふ〜ん」と言うだけで、パンをぱくぱくぱくと食べてしまったのです。ただそれだけのこと、後は何も言わないのです。それでも、その朝食を機に皆が私に話しかけてくるようになりました。
機転とも思わせない、ただの思いつきのようなことをして何気に私にスポットライトを当て、一瞬にして空気を変えてしまったたった18歳の彼女のすごさに私は涙が出るほど嬉しかったことを覚えています。
その彼女がゴットランド出身だったのです。
そんなに大好きで仲良しだった彼女なのに、メールも携帯もそんなに発展していなかった当時はお互いのアドレスを交換することもなく、学校が終わってからはそのままほぼ音信不通になってしまいました。
8年前に実家宛に手紙を出したときにはストックホルムから返事が来たけれど、それも住所未記入で。

元気かな。今どこにいるのかな。
ゴットランドの中でもヴィスビーじゃなくて田舎の方の出身なの、と言ってたな。
だいいちゴットランドに今もう住んでないかもしれない。でも、もし居たら?

3日目の夜、ふと「今、私ゴッランドに来てるのに!会えるのに会わないとしたらバカみたい。車だって持って来てるから、ゴットランドに居さえするのなら田舎だろうがどこだろうが会いに行くわ!」と思って、ネット検索。

今まで調べたことがなかったのが愚かなくらい、あっさりと彼女を見つけました。
日本では考えられないことだと思いますが、スウェーデンでは個人情報は丸見えなのです。住所、電話番号、携帯電話の番号は一発で出て来ます。サイトによっては誕生日まで見えるものも。。。
いつもはこれに批判的なのですが、このときだけは喜びました。
なんと、彼女はヴィスビーに住んでいるというのですから。
覚えてますか、、、から始まるショートメッセージを恐る恐る彼女の携帯に送りました。
翌朝に返事があり、コンタクトが取れたことを喜び合い、彼女のお宅で晩ご飯を
一緒に食べましょうという話になりました。嬉しくて、泣きそう。


前置きが長くなりましたが、それが4日目のことです。
4日目はゴットランドの南部へ向かい、夫と姫は新調した釣道具でフィッシング、
私は一人抜け出してゴットランドの紡績所へ向かうという予定。

宿を出てまず最初に、すごく行きたかったベーカリーへ。
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石窯焼きのパンだけでなく食材や雑貨も売っていて、レストランも併設なのです。
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どこを見ても素敵だし、居心地良さそう!これは温室のカフェ席。

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ギャラリーの入り口にあった逆さまの自転車。
「リ・サイクル」ってこと?だよね☆ 

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サワー種で焼かれたパンがごろっごろ。これは明日の朝食用に購入。

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食事用のパンだけ買ったら出る、と決めていたのに誘惑の大波が。。。


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結局、誘惑に負けて買ったBulle。ブッレの試食はもはや、使命ですから笑。

しかし、このブッレ、史上最高値でしたよ。1個30クローナ。1個500円って!!
値段を言うと怒られそうだったので、誰にも言わずこっそり買いました。
でも、史上最高のおいしさでした。悔しいけど、うなるほど美味しかった。
いつも地元で買ってる絶品Bulleが1個5クローナなのですけど、果たして6倍
美味しかったかというと、、、、まあ確実に4倍は美味しかったな。

素敵なお店はこちら。ヴィスビーから徒歩は、、ちょっと厳しいかな。
Leva Kungslador



南部へ向かう車の中で「今日どこへ行くの?」というヒッレヴィからのメールに
「Roneっていうところに行くよ」と返すと
「え!それなら港から1件目の家が私の育った家だから見てごらん」
まだ彼女のご両親が住んでいるというその家、確かにありました!すごい偶然。


曇り空でやや荒れ模様なのに、釣道具を一式揃えてもらった姫は釣りをする気
まんまん。海辺に彼らと私の両親を残して(ごめんよ)私は一人でレッツゴー。



まっすぐ、紡績所へ、、、、、



は向かわず、もちろんこういう看板で停まるわけです笑


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大きな倉庫をぜーんぶLoppisにしちゃったところもあれば、、、

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一軒のお家を丸まるロッピスに使っているところもあったり。
キッチンにはキッチングッズ、リビングには置物、と言う風に分けられていて、
なんだか住んでいるように置いてあるもの全てが売り物状態。住みたい〜

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入り口からしていきなり心を掴まれます。
小さいほうのピクニックバスケットを姫用に購入。


さて、ぼやぼやしてはいられません。
ゴットランドの紡績所を訪ねましょう。


ここまであまり見なかったのですが、ようやく羊ちゃんたちもチラホラ。


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「ん?」

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「ん?」
「ん?」
なーにー、と寄って来るコもいます♪

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さて、着きました。ゴットランドの島のウールだけを紡いでいる紡績所です。
糸だけでなく、編み物や毛皮製品も沢山ありました。

実のところ、街中にある「〜〜手工芸」と名の付いている店は、半分以上が
観光客目当てのお土産クラスのものが多く、ちょっとキッチュな感じがして
本物感が少なくてやや拍子抜けしていたので、ココへ来てシャキーンと目が
開きました。これこそ本物だっ

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紡績所に、ブティックが併設されている形で、実際にここで糸が作られています。

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ゴットランド羊独特の、光沢と膨らみ感。豊かなグレーのバリエーション。
お話をいっぱい伺ったあとは、もちろん手ぶらでは帰れませんでしたとも。

さて、夕食は友人宅へ。
ヴィスビーに住んでいた、どころか、宿から10分とかからない徒歩範囲に
彼女の暮らすアパートメントがありました。

ベルを鳴らして、ドアを開けられた瞬間、号泣する私。
なんと彼女は素敵なボーイフレンドと暮らす1歳の男子のママになっていました。

可愛らしい中庭でグリルをしてご飯を頂き、、、


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男の子ちゃんはただいまオムツを外すトレーニング中。
髪留めのせいで女の子に見えますが、ちゃんと男子です。かわいい☆

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食後はお宅のリビングに座って。観葉植物の飾り方が可愛いな。

「ヒロコは今何をしているの?」と聞かれて話しているうちに、実はゴットランドの
旅ではいろいろウールにまつわる人や場所を訪ねているんだと言って、今日は
ウール紡績所に行ってたのよ、と言うと「あそこ私の友人が働いてるわよ」
なんと、今日一日案内してくださった方は彼女がアコーディオンを弾くときの
仲間でもあり、おまけに彼女の小〜中学校時代の音楽の先生だったのです。
すごい偶然、2個目。

「(友人)あ、じゃあ。。。ひょっとしてバールブロ・ローマッカも知ってる?」


知ってますとも!


スウェーデンで、「ウール」と「織り」が合わさると知らない人はいないほど
有名なテキスタイルアーティストで、ウールの圧縮フェルトの織り物で沢山の
賞を取った、すごい人ですがな!

実は、その人がゴットランドに住んでるっていうのも知ってたんだけど、なにか
すごい人すぎて、恐れ多くてコンタクトを取れずにいたのです。


「ウチの上の階に住んでるよ」



は?



そんなー、えっ??  ええええっ?



ちらと(いや、かなり)欲が出たのですが、時は21:40。
初対面の人を訪ねる時間ではありません。


「まあー、、、そんなの、無理よ、えへへ。。。。」と苦笑いして
しばらくはテレビのサッカーW杯を見ておりましたら。


ヒロコ、と呼ばれたので振り返ると。
なんとリビングの入り口に、かのローマッカ氏が立っているじゃあないですか!


え? えええええええええ?


「今ちょうどネコが出ちゃって、中庭に降りて来てたのよ。そしたらなんだか
私に会いたいっていう日本のコが来てるって言うじゃない。」



なんだかもう、アイドルにご対面したシロウトみたいに「ども、初めましてっ!
いつも拝見していますっっっ」って握手した手をブンブン振ってしまいました。


キャンドルを灯したキッチンに座って素早くお互いの興味のある話を交換すると
「明日、空いてる?私のアトリエにいらっしゃい」とのお言葉。
ぎゃーーーーーーーーっ
まじーーーーーー、まじーーーーーーー、と前日に引続き、脳内沸騰状態。
そんな光栄なことってあるんですか。それも、こんな偶然で。
おまけにちょうどこの翌日だけ、予定が空いていたのです。
奇跡という言葉があるなら、まさにこのこと。

「じゃあ、明日」と言って出て行かれたローマッカさんを見送りながら、
憧れのアイドルに出会えた中学生のように、ほわーっとなってしまった私でした。
すごい偶然、3つ目。
全てがこの旧友に会うことで繋がった、まさに怖いほどミラクルな1日でした。




おまけ。
昼間のロッピスで見つけた小さいマグカップ。
友人宅の1歳の男の子にプレゼントしました。

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このブサ具合が堪りません。


さて、興奮の旅は5日目へと続きますっ
しばしお待ちを笑






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Comment
≪この記事へのコメント≫
もったいぶらないで早く続き書いて~!
ってもう知ってるんだけどさ。でも写真が見たいから♪

しかし運のいい人だね、あなた。一緒について行けばよかった~・・・
2014/08/26(火) 20:30:35 | URL | satoko #o.trGIrQ[ 編集]
キャーーーーッ
そうなんですよねー!!!
起こる時は起きるもんなんですよね。偶然という名のご縁のような気がします。
私も時々ヒロコさんのような体験をすることがあり、きっと見えない力で引き合されているのだと強く感じることがあります。
特に旅に出るとそんなことが多い気がします。

これじゃヒロコさん、過呼吸どころじゃ済まなかったでしょう。年下のご友人との再会のお話にジーンとしました。

勇気と行動力をもって進むといいことが起きそうですね。
2014/08/27(水) 06:41:34 | URL | あずまさん #0n5zysAU[ 編集]
>Satokoさん

ほんとうに、運を使い果たしたかと思うほどの幸運に恵まれた旅でした。
ただでさえ魅力的な島なのに、一生忘れられない旅になりましたよ。

>あずまさん
これを読んでご一緒に過呼吸の旅を追体験して頂けて光栄です。
ほんとうに、見えないチカラや運命、神の存在全てを信じたくなるような
瞬間ってありますよね。こういうのを「持ってる」っていうんでしょうか。
確かに、この旅の間には怖いほどパズルが揃うような感覚に襲われましたよ。
帰って来るとただの田舎住まいの毎日で、効力はあの島だけだったか、、、と
じっと手を見る状態です笑
2014/08/29(金) 03:55:07 | URL | hiroko #FyLzLfZA[ 編集]
ミラクル一杯、満載状態ですね。
こちらまで興奮状態になってしまいますぅ。
ロッピスに紡績所&ウールの素敵なこと!!
ロッピスではブルーのマットに思わず釘付け状態になってしまいました(^^♪

でも、一番のミラクルは出会いですね♡

2014/08/30(土) 07:29:40 | URL | シュガママ #-[ 編集]
>シュガママさん

一緒に興奮していただけましたか?
もう、私も興奮を伝えたくて、煽るような文章を書いてますから(笑)
紡績所&ウールは危険な香りがプンプン、、、お財布に注意が必要です。
ロッピスのマットって入り口ドア近くのですか?ほんとだ、今見ると可愛い♪
あれとは違いますが、私も車で来てるのをいいことに、別のロッピスで
マットを1枚買って来てしまいましたよ^^
2014/08/30(土) 17:12:53 | URL | hiroko #FyLzLfZA[ 編集]
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