happy swedens dagbok

北欧スウェーデン・ダーラナ南部に住むhirokoの 自然とアンティークに囲まれたほっこりした毎日をつづります。
Gotland 5日目
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スウェーデンの織り物界の大御所(若手ながら)のバールブロ・ローマッカさんに
お声を掛けて頂いて、天にも昇る気持ちで迎えたゴットランド5日目の朝。

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前日にLeva Kungsladorで買ったサワー種のパンで朝食。
毎朝ベーカリーのパンが食べられるなんてシアワセです。
おまけにゴットランドに来る前に家族で行った絶品イチゴ狩りの成果を
イチゴジャムにして持参しているもんだから美味しいったらもう。


朝食後は、いよいよアトリエ訪問です。
大聖堂の前で待ち合わせをして、歩いて行くと、、
なんと先日ヴィスビーの遺跡巡りをしていたときに見たHelgeandのすぐお隣の
建物に、バールブロさんと数人の合同アトリエがありました。


うわ、、、、、、


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雑誌やネットでしか見たことの無い、あの有名なウールの織り物の
数々を初めて目で見ることが出来ました。

分厚いフェルトを紐状に切って、それを織り込んで行くという
シンプルかつ印象的な作品は、発表されるとたちまち高評価を受けて
一躍バールブロさんの名を有名にしました。
その後もパターンをいろいろ変えながらこの組み合わせの挑戦は続いているのですね。

ほえええ〜〜〜、、、とあちこちを見ながら説明を受けていると、
「Ska vi fika?」
お茶しない?という、スウェーデンに居れば一日で何度も聞くフレーズが。

なんと、私の分までクロワッサンがあるって言うじゃないですか。感激。
お腹いっぱいだったけど、このfikaを逃す手はありません。ご相伴です。

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うわーーー。。。。
私、今、遺跡を背景に中庭でバールブロさんたちとお茶してるんだ、、、

感・・・激・・・っ

ちなみにバールブロさんは右側の黒い服の方。
恥ずかしがりやさんでカメラを向けると絶対撮らせてくれません笑
(左はアトリエをシェアしている別のクリエイターさん)


彼女がアトリエにいられるのは午前中だけ。なんと午後から生まれ故郷へ
里帰りの予定で、遠くフィンランドとの国境まで行ってしまうご予定でした。
そんな数時間のチャンスにお会い出来たなんて。千載一遇とはこのこと。
友人に大感謝、そしてわずかの時間を割いて私を招いて下さった
バールブロさんに大感謝、です。
お礼を述べて、アトリエを後にしました。

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ここまで3日間、ずっとすっ飛ばしてきた感があるので、午後はファミリーで
まったりと。お天気も少し下り坂だったので、ゆっくり過ごしました。



しかし、姫にはこの日、ゴットランド旅行のハイライトが!

先日夫と一緒に出かけて行ったプール付き遊園地。なんとそこに、姫の憧れの
アイドル、Yohio君が来ると言うではないですか!

ダーラナの田舎に住んでいると、コンサートなんてものは当然素通りで、
見に行くと言っても車で最低2時間はかかる大会場です。
それが、なんと車で10分のところで見られるなんて!もちろん即決です。


垂れ幕、作らないと!


と騒ぐ夫と姫にせかされ、紙とペンを都合して、プラカードを作る私。

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ここはやっぱり、日本語でキメないと。
なんたって、Yohio君は日本語でブログを書いてるほどの日本通なのですから、
スウェーデン語で書いてちゃあ埋もれちゃうし、日本人の名が廃るでしょ。
(今ここで「流す樽」って変換が出て思わず笑)

下書きをしたのを、頑張って色を塗る姫。





こうして完成したプラカードとともに夫と姫の仲良しコンビを送り出しました。





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コンサート会場ではもちろん初めて見る生Yohio君に大興奮。
演奏後になんとCDを買って、それに直筆サインをもらえるという感激付き。
「よひ〜おだいすき」の紙を持って行って、ご本人にも読みあげてもらって、
CDだけじゃなくプラカードにも直筆サインをしてもらって来ました。
この日以来、CDをエンドレスで聞いている姫。
こうして「アイドル」とか「歌手」なんかに憧れて行く姫を見てると、
なんだかいっちょまえだなあーって、おかしくてくすぐったい気持ちになります。



しかし、夏休みが終わって『この夏いちばんの思い出は?』と尋ねてみたところ、
「よひーおのコンサート」と答えが返って来て、ガクッ、でした。
じっじともんもが日本から来たことは?
ゴットランドは?
それが全部吹っ飛んで、Yohio君だけが記憶に残ってるんじゃ、、、、






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Gotland 4日目
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日本ではお盆休み明けで子供たちの夏休みも終盤というところですが
スウェーデンでは一足早く秋学期が始まりました。新しい1年のスタートです。
それに合わせるように、気温も急激に下がり、もう20度を超えないどころか
最高気温14度という急降下ぶり。先週まで夏服を着ていたというのに、
犬の散歩に姫が着ているのは紛れも無くライトダウンです。。。。




さて、ゆっくりお送りしていますがゴットランドの旅4日目です。
ミラクルはまだまだ続きます。





ゴットランドに行こう、と決めてからずっと頭にひっかかっていた人がいました。
私がスウェーデンの学校に留学して一番に出来たお友達。
飛び込んだ学校で右往左往している30代半ばの私に、まだ18歳の彼女はおおらか
でとても優しく、まるで私の方が年下であるかのように甘えさせてもらいました。
私がテキスタイル、彼女は音楽コースと、クラスは違ったけれど同じ寮の
同じ並びの部屋に住み、毎日一緒に食事をとって部屋を訪ね合いました。

学校が始まってまだ3週間ほどの頃。
音楽クラスのメンバーに混じって秋のキャンプに行った時、スウェーデン語の会話
に入って行けなくて黙って朝食をとっていた私にいきなり食パンを差し出して
「ヒロコ、何か日本の字を書いて!」
今まで私に気付かぬかのように知らん顔でいた学生たちが一斉に振り向きました。
そのパンに私はパンに塗るペーストのチューブで「日」と書いて、これは太陽の
形から来ていて「day」という意味でもあり、日本という国の名前の一部でもあるの、と皆に向かって説明をしました。
実際はヒッレヴィという彼女の名前の「ヒ」という音と彼女の明るい性格から
「陽」を書きたかったのを画数が多いので「日」に変えたのだけど。
そんなことは知らない彼女、「ふ〜ん」と言うだけで、パンをぱくぱくぱくと食べてしまったのです。ただそれだけのこと、後は何も言わないのです。それでも、その朝食を機に皆が私に話しかけてくるようになりました。
機転とも思わせない、ただの思いつきのようなことをして何気に私にスポットライトを当て、一瞬にして空気を変えてしまったたった18歳の彼女のすごさに私は涙が出るほど嬉しかったことを覚えています。
その彼女がゴットランド出身だったのです。
そんなに大好きで仲良しだった彼女なのに、メールも携帯もそんなに発展していなかった当時はお互いのアドレスを交換することもなく、学校が終わってからはそのままほぼ音信不通になってしまいました。
8年前に実家宛に手紙を出したときにはストックホルムから返事が来たけれど、それも住所未記入で。

元気かな。今どこにいるのかな。
ゴットランドの中でもヴィスビーじゃなくて田舎の方の出身なの、と言ってたな。
だいいちゴットランドに今もう住んでないかもしれない。でも、もし居たら?

3日目の夜、ふと「今、私ゴッランドに来てるのに!会えるのに会わないとしたらバカみたい。車だって持って来てるから、ゴットランドに居さえするのなら田舎だろうがどこだろうが会いに行くわ!」と思って、ネット検索。

今まで調べたことがなかったのが愚かなくらい、あっさりと彼女を見つけました。
日本では考えられないことだと思いますが、スウェーデンでは個人情報は丸見えなのです。住所、電話番号、携帯電話の番号は一発で出て来ます。サイトによっては誕生日まで見えるものも。。。
いつもはこれに批判的なのですが、このときだけは喜びました。
なんと、彼女はヴィスビーに住んでいるというのですから。
覚えてますか、、、から始まるショートメッセージを恐る恐る彼女の携帯に送りました。
翌朝に返事があり、コンタクトが取れたことを喜び合い、彼女のお宅で晩ご飯を
一緒に食べましょうという話になりました。嬉しくて、泣きそう。


前置きが長くなりましたが、それが4日目のことです。
4日目はゴットランドの南部へ向かい、夫と姫は新調した釣道具でフィッシング、
私は一人抜け出してゴットランドの紡績所へ向かうという予定。

宿を出てまず最初に、すごく行きたかったベーカリーへ。
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石窯焼きのパンだけでなく食材や雑貨も売っていて、レストランも併設なのです。
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どこを見ても素敵だし、居心地良さそう!これは温室のカフェ席。

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ギャラリーの入り口にあった逆さまの自転車。
「リ・サイクル」ってこと?だよね☆ 

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サワー種で焼かれたパンがごろっごろ。これは明日の朝食用に購入。

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食事用のパンだけ買ったら出る、と決めていたのに誘惑の大波が。。。


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結局、誘惑に負けて買ったBulle。ブッレの試食はもはや、使命ですから笑。

しかし、このブッレ、史上最高値でしたよ。1個30クローナ。1個500円って!!
値段を言うと怒られそうだったので、誰にも言わずこっそり買いました。
でも、史上最高のおいしさでした。悔しいけど、うなるほど美味しかった。
いつも地元で買ってる絶品Bulleが1個5クローナなのですけど、果たして6倍
美味しかったかというと、、、、まあ確実に4倍は美味しかったな。

素敵なお店はこちら。ヴィスビーから徒歩は、、ちょっと厳しいかな。
Leva Kungslador



南部へ向かう車の中で「今日どこへ行くの?」というヒッレヴィからのメールに
「Roneっていうところに行くよ」と返すと
「え!それなら港から1件目の家が私の育った家だから見てごらん」
まだ彼女のご両親が住んでいるというその家、確かにありました!すごい偶然。


曇り空でやや荒れ模様なのに、釣道具を一式揃えてもらった姫は釣りをする気
まんまん。海辺に彼らと私の両親を残して(ごめんよ)私は一人でレッツゴー。



まっすぐ、紡績所へ、、、、、



は向かわず、もちろんこういう看板で停まるわけです笑


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大きな倉庫をぜーんぶLoppisにしちゃったところもあれば、、、

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一軒のお家を丸まるロッピスに使っているところもあったり。
キッチンにはキッチングッズ、リビングには置物、と言う風に分けられていて、
なんだか住んでいるように置いてあるもの全てが売り物状態。住みたい〜

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入り口からしていきなり心を掴まれます。
小さいほうのピクニックバスケットを姫用に購入。


さて、ぼやぼやしてはいられません。
ゴットランドの紡績所を訪ねましょう。


ここまであまり見なかったのですが、ようやく羊ちゃんたちもチラホラ。


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「ん?」

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「ん?」
「ん?」
なーにー、と寄って来るコもいます♪

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さて、着きました。ゴットランドの島のウールだけを紡いでいる紡績所です。
糸だけでなく、編み物や毛皮製品も沢山ありました。

実のところ、街中にある「〜〜手工芸」と名の付いている店は、半分以上が
観光客目当てのお土産クラスのものが多く、ちょっとキッチュな感じがして
本物感が少なくてやや拍子抜けしていたので、ココへ来てシャキーンと目が
開きました。これこそ本物だっ

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紡績所に、ブティックが併設されている形で、実際にここで糸が作られています。

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ゴットランド羊独特の、光沢と膨らみ感。豊かなグレーのバリエーション。
お話をいっぱい伺ったあとは、もちろん手ぶらでは帰れませんでしたとも。

さて、夕食は友人宅へ。
ヴィスビーに住んでいた、どころか、宿から10分とかからない徒歩範囲に
彼女の暮らすアパートメントがありました。

ベルを鳴らして、ドアを開けられた瞬間、号泣する私。
なんと彼女は素敵なボーイフレンドと暮らす1歳の男子のママになっていました。

可愛らしい中庭でグリルをしてご飯を頂き、、、


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男の子ちゃんはただいまオムツを外すトレーニング中。
髪留めのせいで女の子に見えますが、ちゃんと男子です。かわいい☆

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食後はお宅のリビングに座って。観葉植物の飾り方が可愛いな。

「ヒロコは今何をしているの?」と聞かれて話しているうちに、実はゴットランドの
旅ではいろいろウールにまつわる人や場所を訪ねているんだと言って、今日は
ウール紡績所に行ってたのよ、と言うと「あそこ私の友人が働いてるわよ」
なんと、今日一日案内してくださった方は彼女がアコーディオンを弾くときの
仲間でもあり、おまけに彼女の小〜中学校時代の音楽の先生だったのです。
すごい偶然、2個目。

「(友人)あ、じゃあ。。。ひょっとしてバールブロ・ローマッカも知ってる?」


知ってますとも!


スウェーデンで、「ウール」と「織り」が合わさると知らない人はいないほど
有名なテキスタイルアーティストで、ウールの圧縮フェルトの織り物で沢山の
賞を取った、すごい人ですがな!

実は、その人がゴットランドに住んでるっていうのも知ってたんだけど、なにか
すごい人すぎて、恐れ多くてコンタクトを取れずにいたのです。


「ウチの上の階に住んでるよ」



は?



そんなー、えっ??  ええええっ?



ちらと(いや、かなり)欲が出たのですが、時は21:40。
初対面の人を訪ねる時間ではありません。


「まあー、、、そんなの、無理よ、えへへ。。。。」と苦笑いして
しばらくはテレビのサッカーW杯を見ておりましたら。


ヒロコ、と呼ばれたので振り返ると。
なんとリビングの入り口に、かのローマッカ氏が立っているじゃあないですか!


え? えええええええええ?


「今ちょうどネコが出ちゃって、中庭に降りて来てたのよ。そしたらなんだか
私に会いたいっていう日本のコが来てるって言うじゃない。」



なんだかもう、アイドルにご対面したシロウトみたいに「ども、初めましてっ!
いつも拝見していますっっっ」って握手した手をブンブン振ってしまいました。


キャンドルを灯したキッチンに座って素早くお互いの興味のある話を交換すると
「明日、空いてる?私のアトリエにいらっしゃい」とのお言葉。
ぎゃーーーーーーーーっ
まじーーーーーー、まじーーーーーーー、と前日に引続き、脳内沸騰状態。
そんな光栄なことってあるんですか。それも、こんな偶然で。
おまけにちょうどこの翌日だけ、予定が空いていたのです。
奇跡という言葉があるなら、まさにこのこと。

「じゃあ、明日」と言って出て行かれたローマッカさんを見送りながら、
憧れのアイドルに出会えた中学生のように、ほわーっとなってしまった私でした。
すごい偶然、3つ目。
全てがこの旧友に会うことで繋がった、まさに怖いほどミラクルな1日でした。




おまけ。
昼間のロッピスで見つけた小さいマグカップ。
友人宅の1歳の男の子にプレゼントしました。

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このブサ具合が堪りません。


さて、興奮の旅は5日目へと続きますっ
しばしお待ちを笑






Gotland 3日目
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気付くとゴットランド旅行から1ヶ月経ってしまいました。
あれからたった1ヶ月で気温はぐんと下がって、朝起きると真っ白な靄が家の
周りに立ちこめています。今日は雨で気温も13度までしか上がりませんでした。
先週までノースリーブを着ていたというのに。。。
いつもながら極端な秋の訪れです。
今この写真を見ても真夏の陽射しが思い出されて懐かしいです。





さて、ゴットランド3日目。日付でいうと2014/7/11です。

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朝食は前日Fåröのベーカリーで買ったドライフルーツ入りのパン。
ウットリの美味しさでした〜


そして午前中は両親とヴィスビーの中心部の遺跡を歩いて攻めて行きます。
夫と姫はお天気が良いので、近くの遊園地にプール目当てで出かけて行きました。
(ていよく追い払った、、、とも言えますね)

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高台に立つと、遺跡越しに海が見えて最高です。お天気にも恵まれて☆

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重たげに咲く、満開のバラ、薔薇、バラ、、、、


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S:a Gertrud
あまりにひっそりと在ったので気付かず通り過ぎたほどでした。
でもなんだかこのシンプルな絵のタッチも素朴でいい味わい。

そしてその反対側には、、、、


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S:t Nicolai 聖ニコライ堂

コンサートや結婚式の会場として使われるということを聞いていましたが、確かに
ベンチがずらっと並び、スピーカーが備え付けられ、防音ガラスが取り付けられて
ありました。これって中に入れるのかな?12時って書いてあるのは12時から見れるってこと(かなり勝手な憶測)?待ってみる?などと言いながらウロウロしていると、1台の車が到着。カギ開けてもらえる!と思ったのだけど、どうやら観葉植物の水遣りに来た業者さん。
中へは入れますかと尋ねると、イベントの時だけね、とのこと。


そうかあーーー。。。。


未練がましくガラス越しにこれでもかと写真を撮っていると、、、、

なんと、その水遣りの業者さん、カギを開けて入った後に自分の後ろでガチャンと
閉めるようなことはせず、わざと少し扉の隙間を残して中へ入って行かれました。
(「ボクは見てないからね、知らないからね」)という目配せをして。。!!
・・・・・・なんて優しいんでしょう! ありがとうございますっ



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ふあーーーーーーーっ。。。。。。

光が差し込んで、なんて綺麗なんでしょう。

こんなところで結婚式を挙げることが出来る人がいるなんて。
それも夏だったらどれだけ素敵な式でしょう。羨望。

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「観光客が選ぶ、ゴットランドで行って良かったスポット・第1位」に選ばれた
だけのことはあります。荘厳な迫力、ムード。素敵です。

きっとこの小さなアジア人ははるばる日本からゴットランドまで来たと思われて
のことかもしれませんが、扉をそっと開けたままにしておいてくれたお兄さん、
粋な計らいをありがとう。


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市街地は、入り組んだ小さな路地を歩くと普通の暮らしのすぐ近くにあちこちに
遺跡が見え隠れします。これは確かS:t Clemens 聖クレメンス。

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13世紀から続いたハンザ同盟が衰退し、16世紀にドイツの都市リューベックが
攻め入った際に、ドイツ教会だった現在の大聖堂1軒を残してヴィスビー市街の
教会を全て破壊していったそうです。上から爆撃を受けたのか遺跡はおしなべて
屋根が破壊されて壁だけの姿になっています。
もしこれらがすべて現存していたらどんなに壮観だったかと残念でなりません。

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ヴィスビーで一番フォトジェニックだと言われる通り、Fiskarsgränd。
狭い幅の路地の両側の家々のバラが競い合うように咲いています。
絵葉書などでもよく撮られている道というのも納得の美しさです。




さて、ここで私は両親とも別れて単独行動へ。
午後から素敵な方々とアポイントがあるのです。

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・・・アポイントはこの方々と、ではありません笑
道を急ぐ途中、S:t Hans聖ハンス遺跡のところで、午後から子供劇を上演する
方々が中世風の衣装でおられたので、お願いして1枚撮らせて頂きました。
この格好で、背景が遺跡ってもう、バッチリですね。盛上がるう〜


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ヴィスビー市街地は海へ向かって坂道になっており、これがまた神戸っ子の私には
なんだか懐かしくて嬉しかったです。ただ、神戸は海が南側にあるのに対して、
海はヴィスビーの西側。私にとっては「海=南にあるもの」だったので
東西南北がしばらくは混乱するというおかしな弊害も笑



市街地を通り過ぎ、フェリーターミナルも遠くに過ぎて、町外れまで来ました。


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ゴットランドにはスウェーデンの大きな街にあるような、Hemslöjdヘムスロイド
(手工芸)協会が運営する、直営店舗がありません。(ゴットランドのような
手工芸の盛んなところで店舗が無いなんて、大変意外なのですけれども)
それでも、手工芸協会は存在するので、今回はここを訪問させて頂いた訳です。

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内部も、伝統工芸の雰囲気がムンムン。「本物感」がビシバシ。
待ってました、そうこなくっちゃ。


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商品の展示や販売はないけれど、手工芸の講習会やいろいろな集まりは
この建物で催されているのだそうです。


私がここでアポイントをお願いしたのは、ゴットランドに伝わる伝統編みを
教えていらっしゃる方です。

ゴットランドには有名な「ゴットランドの薔薇」や「太陽の車輪」といった
ような、複数色での編み込み模様がありますが、単色で凹凸で表現する
独自の柄にも興味深いものがいくつもあり、私はそれらが大好きなのです。

1920年代にゴットランドの編み物を保存すべく、島じゅうの編み物を集め
パーツや本体を保存して回った女性がいらして、その資料がすべてこの
ヘムスロイド協会に保存されているとのこと。
今回はなんとその貴重な資料を見せて頂くことが出来たのです・・・!

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ああ、、、、なんという僥倖!! お分り頂けます???
体中から感激オーラがビシバシ出るというか。

お見せしたいのはやまやまなのですが、、、、、!






じゃあチラッと。

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貴重なコレクションの1部です。
これらを近代の手工芸人が解析して、GOTLÄNDSKA STICKMÖNSTERなどの本が出来ているわけですね。

その後も、ゴットランドの編み物ヒストリーをお伺いしたり、件の私が
一番知りたかった表面の凹凸の柄編みを実際に目の前で編んで頂いたり。
なんだか、ゼイタクすぎて涙が出そう。




実は、ゴットランドの編み物の本で、ものすごーーーーーく欲しいのが1冊
ありまして。中古市場でしか出て来ないのですが、年に1、2冊しかお目に
かかれないのに、出ると軽く1万円を超えているという超お宝本なのです。


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あ、あるう〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!(大興奮)


あるかなーとは期待していたんですけど、やっぱりありました!
右下の、白黒写真みたいな表紙の本です。
いや、ゴットランドなんだからあるのは当然といえば当然なんですが、実際に
目にするのは初めてだったので、感無量の出会いです。全身震えます。

ちょっと拝見してもいいですか?と尋ねて、感激しながら手に取ると、、、

ん?なんだか古い本どころか、ページの角もピンピンなんですけど。


「あ、それね、夏前に掃除してたら出て来たのよ」


てっ! 20年以上前にはもうソールドアウトだったこの本が??


「いる?」







ひゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ






あるんですかっっっっ



「あるわよー。はいどうぞ」




ということで私はこの瞬間世界で一番シアワセな人間になりました。
どこをどう探しても永遠に手に入らないと思っていた本を、ほぼ原価で譲って
頂けるなんて(ここで値段に言及するあたりが関西人の悲しさですね、スミマセン)、幸せでバチが当たりそうです。



と、大興奮で脳内爆破するかと思われるほど嬉しい嬉しい午後となったのでした。
宿へ帰る道々、顔がニヤけるのを我慢するのに大変てこずりましたが。







Gotland 2日目
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バラと廃墟の街、ゴットランド。
でも私にとっては当然「羊の島・ゴットランド」
行きたいところはごまんとありましたが、いや待てこれは家族の旅。
好き勝手に縦横無尽に朝から晩まで駆け回りたいところでしたが
まずはファミリーサービスからスタート(これを先にやってしまえば
後々の行程が楽になる算段、、、)です笑

もちろん、私だって観光もしたいワケですから積極的に行きましたよ☆
2日目に出かけたのは、ゴットランドの北東端にちょこっと位置する小さな島
Fårö。 フォール島といいますか。
(スウェーデン語でFårは羊の意味なので、羊ワンサカの島かと思いましたが。。。
おとなしいものでした^^;)
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さて、Får島までは渡し船が出ています。
(夏場は15分おき、その他のシーズンは1時間に1本だそうな)
フェリーといっても、屋根のない完全オープン形で、シンプルな形の船。
15分かあー、楽勝ね♪と思っていたのですが、そこは観光シーズン真っただ中のゴットランド。
車の列が港からずうーーっと続いていて、港のはるか手前からストップ。
「ここから1時間」という看板のあるちょうど真横辺りで止まり、果たして
乗船するまでキッカリ1時間かかったのでした。

Fåröといえば一番有名なのは映画監督のベルイマン(Ingmar Bergman)が
居を構えていたということ。そしてそれにちなんでミュージアムがあります。
私は彼の作品は1本しか見ていないので、さほど愛着もなく、ミュージアムは

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あっ、、、、、


あれかな?

というレベルで通り過ぎたのでした笑
興味のある方はこちら>Fårö Museum|Bergmancenter


今日のメインは海水浴。内陸部のダーラナでは、普段泳ぐと言えば湖なので
海で泳げるというのは嬉しい体験なのです。

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砂浜の手前にある不思議な小さな小屋たち。ムーミンに出て来そう。
左はグリルハウス、右はサウナです。

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石灰岩で出来ているゴットランドの砂浜は普通の砂浜よりも白いんです☆

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おまけにびっくりしたのは、灼熱の陽の下でも砂が熱くない!!!
裸足で歩いてもアッチッチじゃないのです。
白いから?夜の気温が低いから? 
砂は白コショウのように細かくて、サラサラですごくいい気持ち♪

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大海原へアンパンマンとともに繰り出す姫。
砂浜が白いおかげで、海の透明度もバツグンです。

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こう見ると、ほんとリゾート地。
人口6万足らずの島に訪れる(年間)65万人の観光客の1人であることを実感。

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サラサラの砂で、何時間も遊び続ける姫。
気持ちいい、とは言葉では言わなかったけれど、鼻歌を歌いながらただただ砂をかきあげては自分の膝に落として、いつまでも砂の感触を確かめています。
ビーチボールもスコップも何も無くても満足してくれるってすごい。
サラサラの砂や、水を加えて作る泥おにぎりだけでご満悦です。

気が済むまで泳いだら、帰りにSatokoさんオススメのベーカリーへ寄って。

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ここでもUの字になるほどの行列。日本みたいだ。。。

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この美味しそうなパンたち! 行列も当然か。
>>Sylvis döttrar


さて、まだ帰りませんよー
ゴットランドの海岸線には海水と海風に浸食された大きな石灰岩があり、
独特の表情を作り出しています。Raukラウクと呼ばれます。
それがFåröの海岸沿いにもたくさんみられるというので、Go☆

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「この先Rauk」という看板のところで車を停め、歩く。
すでに細かい石灰岩で真っ白い石だけの道。


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うわー、生えてる生えてる(という感じ)!
立ってると言うべきか。あちこちに大きな奇岩がいっぱいです。


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どわーーー

これはLanghammarsというところのRauk。
横顔に見えるので、とても有名な岩みたいです。

ここの他にも近くのRaukエリアを見て帰りましたが、あともう1つ今日の予定が
あったので、がんばって飛ばして帰ります。
これが、後から少し後悔することに、、、、

そんなことは知らない私たちは、ある人を訪ねて行きます。
ゴットランドには昔、独自の編み物文化が存在していたのですが、1920年頃に
それが消えて行くのを危ぶんだ一人の女性が島の編み物を集めて、記録に
残して行くという作業をしたのです。(いつも思いますが、スウェーデンでは
必ずこういう奇特な人が居ますね。それも共通して1920年頃というのですから、
その時代の激動ぶりとは一体どんなものだったのかと考えさせられます)
訪ねて行ったのは、その人の資料を読んで、ゴットランドの編み物文化を伝える
講演会などを開いている、もとヘムスロイドで働いていたという方でした。

電話ひとつで訪ねて行ったにも関わらず、親切にゴットランドの伝統柄の歴史を
語って、普段は講演会でしか見せないスライドショーも全て見せて下さいました。
写真には撮れない分、一生懸命心に刻みながら拝見しました。

お宅はヴィスビー市内にあるのですが、訪ねて行ったのはサマーコテージでした。
それでも簡素な中にとっても素敵なエッセンスが散りばめられていて、タメイキ。
(写真を撮ったのですが、すんごいブレブレだったので、割愛T_T)

私がお話を聞いている間、他の家族はお庭を散策したりしていたのですが
「私の夫はカゴを作ってるのよ。見る?」
見ーーーーまーーーーすーーーーー!!!!

カゴの作業場を拝見すると、キターーーーーーッ☆
素敵なカゴがいっぱい。
あら、、、なんだか、、このカゴの形に見覚えが。
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「Fiskekorg(魚カゴ)っていうカゴですよね?」
「ゴットランドでは"Strandkorg"(砂浜カゴ、ピクニックバスケット)って言うよ」

なんと、お聞きするとSätergläntanでも時々教えておられるそうな!
だからカゴに見覚えがあったのですねー
(発見しました。>>Rune Svenssonさん
おまけにRuneさんはダーラナのFalunのご出身で、私たちがダーラナから来たと言うとダーラナをとても懐かしがっておられて、話が弾みました。

この素敵なカゴたちは、ちょうど3日後から始まる展示会のための作品だったため
購入不可(がーん)。でも、展示に出さないカゴがあるよと言われて
イソイソと拝見した別のカゴを代わりに頂いて帰りました。

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potatiskorgジャガイモカゴと呼ばれるタイプのカゴで、小さいながらも
四隅に脚が付いているのでとても丈夫なのですよ♪

次はダーラナで是非会いましょうと、ご夫婦に別れを告げて、とても嬉しい
気持ちでいっぱいになりながら宿へと車を走らせました。


さて、急いでいたために、見ようと思っていた3ヶ所を2ヶ所に減らした
FåröでのRauk鑑賞ですが、まさか最後の最後に通り過ぎた小さな横道の先に、
一番有名な岩があったとは。

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(写真はguteinfo.comより)

Gotlandsknäckeのパッケージにもなっている、この奇岩。痛恨の見逃しです。
Gamlahamnというエリアにあるのでした、、、、
見たかったな、、、、またゴットランド行かなくちゃ、、、、^^







































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